実生活の？を検索で解決する！その２

2022年10月14日 2022年10月14日

ソフトウェア工房孫風雅運用者

ソフトウェア工房孫風雅インターネット活用応用事例その７（実生活の？をインターネット検索で解決する方法について）

路線バス内設置の”非常ブレーキ”ボタンとは？

講師はバスの車内で初めて、”非常ブレーキ”ボタンというものを、つい最近見ました。皆さんは、この”非常ブレーキ”なるものを、ご存じでしょうか？

設置場所はバスの運転手さんの座席の左後方のポールの上段です。本日乗車したバスは運転手さん座席左後方にあるポールが、降車ボタンの設置されているポールとそのほぼ横にもう一本設置されていて、その二本目（乗降客側）の上部に設置されていました（高さの位置は１７０ｃｍまでは無いと思います）。又、二本目のポールは天井から床まででは無く、降車ボタンのあるポールの途中から途中まで接ぎ木の様に設置されていました。

”非常ブレーキ”ボタンについて、”こんなもの、あった？”と思いましたが、終着駅に着いてしまったので、あまり情報を確認できませんでした。（実は途中で気が付いたのが、このボタンの説明が目の前に張り出されていました。本日、講師は運転手さんの壁を隔た後方の席に座っていました）

そこでインターネット上の情報を検索してみました。

先ず、該当のバス会社（京王さんです）のホームページを見ても、このブレーキと題しているボタンの説明が見当たりません。

又、降車してから、用事を済ませて、家に帰る途中、再度同じ会社のバスを利用したのですが、来た時に見た”非常ブレーキ”が気になっていましたので、バス車内から、対向車線を走ってくるバスを注視していました。同じバス会社の路線バスと１５台ほどはすれ違ったと思いますが、１台として同じボタンの付いているバスは有りませんでした。

バスの運転手さんの左後方の位置なので、対向車の運転手さんを見てみると、此方から運転手さんの右後方にあたる為、また、設置場所が運転手さんの頭より高い位置辺りにある為、ある意味、容易に確認ができます。

”どうして？”と思い、検索範囲を該当バス会社以外も対象にしてみました。

すると、本日バス車内でみたボタンと全く同じものの画像を他のバス会社のホームページの画像で見つける事が出来ました。

説明を見ると以下の様なアイテムの様です。

先ず、あの不思議なボタンですが”EDSS：Emergency Driving Stop System”というものの様です。名前から、バスの運行を止めるためのものの様なので、”非常ブレーキ”ボタンの名称に間違いはないと思いますが、然しながら、講師が”？”と思ったのが、”ブレーキ”の文字です。

それは、例えドライバーに異常事態が発生していても、勝手に止めて良いの？という事です。特に、ボタンを押す自分は良いですが、他の乗客は第三者がバスを止めて大丈夫なの？という事です。

”EDSS”の説明を確認すると、以下の様な文面が幾つかのホームページで見つかりました。

『”EDSS”、これはバスの運行中、ドライバーが意識を失うなどの異常が起きた場合に、乗客や乗務員が”非常ブレーキ”スイッチを押すことで、減速して停止する、という安全のためのシステムだ。』

以下は、同様に同じキーワードに関する本機能搭載バス製造メーカのホームページの情報です。（日野自動車さんです。搭載バスは２箇所に同ボタンがあるようです。講師は二つ目を確認していませんので、異なるアイテムの可能性があります）

『押すと、警報音とともに”緊急停車します。ご注意ください”とアナウンスが日本語と英語で交互に流れ、約３秒後に、クラクションが鳴りながらブレーキがかかりはじめ、最終的にエンジンが停止する。制動距離は路面状態にもよるが、時速４０キロで走っていた場合、ボタンを押した地点から約５０メートル先で停車するという。』

此方の説明から察するに、”非常ブレーキ”ボタンは、その名の通りバス車内での非常時に、同ボタン押下後、バスを自動的に停止させるものの様です。使用した際、アナウンスは流れるようですが、でもその３秒後くらいから停止の為の制動が掛かるとすると、人はバス車内で立っていられるのでしょうか？

幾つか気になる点として、一つ既に挙げていますが、勝手に第三者がバスを道路上で、止めて良いのかという事と、他にも、ボタンには保護キャップの様なものが無かったのではないかと思っています。東海地方のバス会社に”非常ブレーキ”ボタンを動作させたときの動画が有りましたので、確認しましたが、やはり、保護カバーを開ける事なく、ボタンを押下しているようです。間違って押してしまう事は無いのでしょうか？（設置位置とその高さから、急発進や急停車等の時、押してしまう、可能性は０ではない気がするのですが…）

講師がこれまで見たことの無かった、バス内に設置されていた”非常ブレーキ”ボタンについて、インターネット上の情報を検索してみました。インターネット上の情報に、”非常ブレーキ”に関して、どなたかの体験コメントが有り、”バス停止時は多少なりとも負荷がかかり、シートベルト着用…”の様な記述があった気がします。従って、今回見逃した、バス内の同ボタンに対する告知を含めて、引き続き、注視していく予定です。

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。