昔々の海外日本食店事情！

2022年10月25日 2022年10月25日

ソフトウェア工房孫風雅運用者

今昔とインターネット上の情報の活用

以前、講師が出張時、出会った？？な日本食！

ソフトウエア工房孫風雅です。

皆さんは海外で日本食を食した事は有りますでしょうか？

講師が現役の頃は出張時、現地の共同開発会社の方などと一緒に夕食をとる場合、相手側は基本的にアメリカ国籍の方々なのですが、我々に好みを合わせてくれて、中華や日本食のレストランを訪れる事が多かった様に記憶しています。

そんな遠い昔の出張時の一コマの出来事です。

複数の日本人がいたせいか、その際は、とある日本料理店に入りました。聞いたところ、良く利用するお店との事で、相手側の会社にも日本人がひと方いたため、ある意味、安心して入店したのですが、ある一品を見て、他の日本人出席者と共に顔を見合わせ、目が点になったことを今でも覚えています。

それは、お通しの様なものが出た後のスープでした。＊＊セットの様なネーミングの物を注文したと思いますが、一目見た瞬間、ギョッとして、次に目が点になりました。

それは、一見透明な、お澄ましと思われるスープでそこまでは良いのですが、何と、その椀のお澄ましの表面上に可笑しなものが浮いているのを見つけたからです。自分のモノだけが？なのか、同僚の椀をチラッと見ましたが、同じなので、アレと思いつつ、目線を上げたところ、同僚と目が合ってしまい、お互いに、”ナニコレ”の表情になりました。

日本でいうところの、お澄ましの上にのっていたのは、黄色っぽい、所謂、”天かす”でした。

”何じゃこれ”と思いつつ、飲んでみると、やはり、味はお澄ましそのものでした。お澄まし自体は、何かのカップスープ用のものなのか、日本の料理店で出されても、ある意味、そん色ない味なのですが、如何せん、”天かす”が、微妙にというか、完全にというか、日本食特有のハーモニーをある意味、完膚なきまでに壊しているように、講師には感じました。

皆さんは、お澄ましを食されたことは、ありませんでしょうか？あの透明な汁（？、呼び方が変かもしれません）で満たされた椀の上に、あろうことか、”天かす”を浮かべているものを、想像できますでしょうか？

後日、共同作業の相手側会社の日本人にそれとなく、聞いてみたのですが、どうやら、そんなものだと、割り切っている様で、何故なら、食べられるのだからというコメントを聞きました。

また、確認したところ、やはり、オーナーが日本人ではないとの事でした。

当時も、それでも、これを日本食と呼ぶのは？と思ったのですが、揉めても困るので、同じ飲食店に複数回行きましたが、相変わらず？と思いながら、アクションは起こしませんでした。

今にして思えば、一応、日本食と名乗るのであれば、最低限、日本食としての体裁は整えていて欲しかったと感じています。（所謂、ナンチャッテ日本食であれば仕方が無いのかなとも思いますが、日本食は一応、日本文化の一部だと思いますので、日本ではありえない一品は如何なものかなとも思っていますが…？）

この経験は実は米国の東海岸の州での経験なのですが、西海岸でも、日本食の！な経験を講師はしています。

その日本料理は、正に日本食の代表格と思える、お”寿司”についてです。

今では日本でも、もうポピュラーになっている気もしますが、それは”アボガド寿司”です。（インターネット上の情報を確認すると、現在、国内の一部寿司チェーンで”アボガド”と＋αのコンビのお品がメニュー化されている様です）

初めて、米国のお寿司店で、”アボガド”のネタの寿司を食べたときは、とってもショックを受けました。

実は、同席した米国人に、旨いから食べてみて、と言われて出てきたのが、アボガドの乗ったお寿司だったのですが、最初は？？？と思い、且つ、東海岸での、お澄ましの件があったので、”所詮米国人の感覚で美味い寿司という事だからなー”と思って、期待せずに、一口食べたのですが、思わず、旨い！、ナニコレ？と、ビックリした事を今でも覚えています。

食べながら、よくよく考えてみれば、トロッとかドロッとか、何方が表現として近いのか、正しいのかは解りませんが、あの高脂肪感があり、それでいて果物系の軽い感じのスライスされたアボガドを、酢のきいたシャリの上に乗せるとは、よく考えたものだと、感心してしまった事を覚えています。

講師は、食べてみて、美味しいのと、そのマッチングが、ある意味、高級なマグロのトロの様な感覚だったので、すごい事を考えるなーという感想を持ちました。（現地でローカライズされたもので、ミスマッチングなものは良くありますが、これは、ベストマッチングだと感心しました）

そこで、当時を振り返って、インターネット上で米国での日本食の店舗を検索してみました。東海岸のニュージャージー州で複数の日本食店を確認できます。日本でも有名なチェーン系や個人店かなと思われる個人名のついたお店など、複数ある様です。

当時、仕事で出張していた時、訪れていたのは西海岸のロスアンゼルスの近くの市だったと思いますが、インターネット上の日本食店の情報を確認すると、沢山、お店の名前が出てきます。NJ州よりはロスアンゼルスに近いエリアの為、多くの日本食店が出店されている様です。

尚、インターネット上の情報を確認しているうちに、面白い内容を見つけましたので、ご紹介するとともに、コメントしてみたいと思います。

それは、”米国で旨い日本食レストランを見つける方法”についてです。内容は以下の通りです。

レストラン名から見分ける
- 当たりが多いレストラン名称
  - 店主の名前が付いている
  - 日本語をそのままローマ字にした名前が付いている
- 外れが多いレストラン名称
  - 有名な日本の地名が付いている
  - 海外の人が好みそうな日本語が付いている
メニューから見分ける
- 多国籍メニューを提供している？
レビューから見分ける
- 日本人からのレビューが良いか？

レビューから判断するのは、現代にマッチした方法の一つと講師も思います。尚、参照すべきレビューはある程度ボリュームが必要と思われます。（複数というか多数あり、相対的に上位ポイントレビュー結果が付いている方が、講師は安心できます。また、講師は下位ポイントのレビューも確認し、何が問題なのか把握する事も行います。）

また、海外の料理店のレビューですので、同胞のレビュー結果が良いのは、一応安心できる要素の一つと思います。

メニューからの判断は、オリジナルの内容では可否が明記されていないと思うのですが、日本の料理店でも、売れないと／流行らないと、メニューがどんどん増えると言われている気がします。従って、多国籍メニューからネガティブなイメージを講師は抱きます。少なくとも二つぐらいのカテゴリの違うメニューは有かもしれませんが、雑多な、メニューを有するお店はやはり避けると思います。

レストラン名から見極める方法は、一応目安という点では意味が有るかも知れませんが、講師の経験上からは、必ずしも、同意できるものでは無い気がします。何故なら、講師の記憶が正しければ、元々、今回引用したビックリ閉口したNJ州のお澄ましのお店は、この定義の内、当たりのお店の名前だった気がしています。

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。